世の中ではIT化が進んでいるにも関わらず、処方薬の受け取り手続きは、昔ながらの方法のままであることに注目し、開発されたのが「ZappRx」というアプリケーションである。「ZappRx」は、患者と医者、薬剤師を結びつけるプラットフォーム。医者はアプリを通じて、患者のデジタル処方箋を書くことができ、患者はその処方箋の費用をオンライン上で支払うことが可能になる。また、薬剤師も同じようにデジタル情報にアクセスでき、患者の加入保険の状況を閲覧したり、デジタル処方箋の情報を見て、薬を処方することができる。
このシステムによって、薬剤師は患者を待たせた中、調合に追われることもなくなるため、しっかりと処方箋内容の確認をして、正確に薬を処方できるようになり、患者としては、病院や薬局で必要以上に待たされることもなく、全体のやり取りが非常にスムーズにスピーディになる。
現在のところ、「ZappRx」は100万ドルの投資資金を受け、New Yorkにあるいくつかの病院で試験運用されているが、今後はより大きな医療機関などに拡大させていく意向だという。
ZappRx