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Tech 【interview】電通が産み出したVRブレスト!インタラクティブな情報整理やアウトプットが可能なCOMOLUで新しいアイデア出し支援

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【interview】電通が産み出したVRブレスト!インタラクティブな情報整理やアウトプットが可能なCOMOLUで新しいアイデア出し支援

プロモーション戦略や事業戦略など、仕事をするうえでアイデア出しは非常に重要であるが、画一的なオフィス内ではなかなかいい案が浮かばないこともある。そんななか、電通が産み出した「COMOLU」はVR空間に籠ってブレストできる...

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プロモーション戦略や事業戦略など、仕事をするうえでアイデア出しは非常に重要であるが、画一的なオフィス内ではなかなかいい案が浮かばないこともある。そんななか、電通が産み出した「COMOLU」はVR空間に籠ってブレストできる画期的なサービスだ。開発に携わった株式会社電通のなかの・金林両氏にCOMOLUの活用法について伺った。

バーチャル空間で行う新感覚なブレスト体験

Q1.COMOLUのサービスについて教えてください。
COMOLU(コモル)は、アイデア出しを支援するVRアプリです。アイデアを生み出すためには場所を変える、情報と出会う、情報同士を組み合わせるなどをすると思います。それを360°のバーチャル空間内で実現することで、これまでにはない新しい環境を生み出します。主な機能は(1)画像/動画を360°バーチャル空間に閲覧・配置・保存する。(2)流れてくる情報と出会う。(3)画像検索結果に密閉される。(4)ワークシートを埋めて現実世界にPDF出力する。(5)保存された思考空間を呼び出す。の5つです。2018年6月現在、個人ユーザー向けのβ版が無料でMicrosoft Storeに公開されており、Windows Mixed Realotyデバイスを持っていればすぐに試すことができます。

Q2.COMOLUの開発に至った経緯は何だったのでしょうか。
VRを使ったサービスで、エンターテインメント分野とシミュレーション分野以外に何かできないかと考えたのがきっかけです。いま現在ではHMD(ヘッドマウントディスプレイ)を被ることが必要で、普及のハードルとなっていますが、逆に被った状態を活かすことはできないだろうかと考えました。昔から、仙人や修行僧などの賢者は「山籠もり」などひとりで籠もることで思考を深めてきました。だとすると、バーチャル空間に「籠もる」VRは考えごとに向いているのではという発想で、開発をスタートしました。
Q3.VR空間でブレストをすれば、クリエイティブなアイデアがより生まれやすい状況を作れるのでしょうか。
ムダな作業をすることなく、アイデア出しに集中できることは大きいと思います。COMOLUを作るにあたり、社内でもトップレベルの企画職10名に「アイデア出しのプロセス」についてヒアリングをしたところ、「情報収集→拡散→寝かせる→収斂/結晶化→共有」の流れになっています。この中で「拡散」のときによくあるのが集めた資料や一次アイデアを並べてみることです。しかし、会議ではアイデアを印刷して壁に貼ったりという準備が面倒で、案が煮詰まらない状態で会議室の予約時間が終わってしまうこともあります。かといって、1人で考えごとをしようにも会議室を抑えるわけにもいきません。そんなとき、バーチャルの世界なら準備時間を短縮でき、過去の思考空間や集めた資料を一覧で把握することで、情報量を飛躍的に増やすことができます。

VR空間に「籠もる」ことで新しいヒラメキが生まれる

Q4.企業がCOMOLUを使ってブレストするメリットについて教えてください。
COMOLUを使うことで現実空間とは違う環境で考えごとができ、アイデアを出しやすくなると考えています。会社で他人に邪魔されずにアイデアを考えることができるスペースはなかなかなく、スペースの問題で狭いデスクしかなかったり、いつもと同じ職場環境の雰囲気だったりすると、どうしてもアイデアが浮かびにくいと思うのです。また「他人の思考空間」に「籠もる」体験という使い方もできます。例えば、急に「高校生向けのイベント企画して!」と頼まれても普段接点がないとちょっと困ってしまいますよね。そんなときにターゲットの普段見ている景色や触れているメディアに囲まれて企画を考えると、新しい視点が生まれやすくなります。さらに、VR空間には「奥行き」という概念もあるので、画像の親和性や言葉同士の関連性を「感覚ごと保存して共有できる」というメリットがあります。
Q5.最後に今後の展望を教えてください。
今後は色々なプラットフォームに展開できればと考えています。また、複数人参加のブレストへの対応もしていきたいですね。いちばん大事な「アイデア出し」のメソッドなど、コンテンツを充実させてサポートしていきたいと思っています。中国の故事で、インスピレーションが起こりやすい場所として3上(馬上、枕上、厠上)が上げられているのですが、VRであれば籠もる場所をお気に入りの場所に変えることができます。個々にカスタマイズした「アイデアが出やすいバーチャル空間」を COMOLUで実現していきたいですね。

COMOLUを使えば、凡庸化したアイデアがもっとクリエイティブな発想でブラッシュアップできるかもしれない。VRブレストの今後の発展に期待したい。
http://comolu.info/
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