すでにその構想は発表されているが、実物を使った路上試験を年内に行い、2019年にも中国で運行される見通しであることが明らかになった。
・ゆったりした客席スペース
Orbitは車高の低いワンボックスカーのような形状をしている。完全自動運転車のため運転席などは設けられておらず、中はゆったりとした空間が広がる。
Orbitは大学や企業の通勤・通学などのためのシャトル専用の乗り物としての使用を想定している。例えば、最寄りの駅と会社の間にOrbitを走らせて従業員を運ぶ、といった使い方ができる。
・米国の企業や大学が関心
Orbitの開発にあたって、Fiskerは中国のHakim Unique Groupと共同で取り組んでいる。都市名はまだ明らかにされていないものの、どうやら最初の運行は中国で行われるようだ。
また、Fiskerによると、米国内のいくつかの大学や企業がOrbitに関心を示しているという。広大なキャンパスを抱える大学でこうしたシャトル車を使う、というのもありだろう。
・モビリティ変革期
最近の交通分野における革新をみると、「電気」「自動運転」「ライドシェア」「高速」といったキーワードが浮かび上がる。車だけでなく、キックスクーターや自転車も変化の最中にあり、また今後は空飛ぶタクシーやハイパーループなどもここに加わる見込みだ。
Fisker創業者でCEOのHenrik Fisker氏が「近い将来、モビリティの選択肢は劇的に変わる」というように、今とは異なる選択肢の中から自分にあったものを選ぶという時代になり、そこにOrbitも入ってくるのだろう。
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