睡眠時間や寝付くまでにかかる時間、レム睡眠の時間などを測定し、また全体として睡眠の質をスコア化するというもの。科学的根拠に基づくアドバイスもあるので、眠りの改善につなげられそうだ。
・ハードウェアは不要
実は、SleepScoreはこれまでも展開されていたが、ハードウェアを要するタイプだった。しかし、今回のバージョンはアプリだけで完結する。
スマホのマイクとスピーカーを使い、呼吸の回数や体の動きをモニターし、それをもとに睡眠の各種データを測定する。わかるのは、睡眠時間、ベッドに入ってから眠りに落ちるまでの時間、浅い眠りの時間、深い眠りの時間、REM睡眠時間、覚醒している時間などだ。
・適宜アドバイスも
こうしたデータの測定とは別に、アプリでは生活習慣についての質問もある。それに対するユーザーの答えも参考にしながら眠りの改善につながるようなアドバイスもくれる。
例えば、「カフェインは摂取6時間後でも覚醒作用が半分くらい残っているため、1日4杯までにとどめ、午後2時以降は摂取しないように心がけよう」といったものだ。
ちなみに、このアプリの親会社は、睡眠時呼吸障害の治療機器を手がけるResMed。10年以上かけて集めたデータを元に今回のアプリを展開している。
アプリは英語、スペイン語に対応。現在はiOSのみで、間もなくAndroid版もリリースされる見込みだ。睡眠について悩みを抱えていなくても、いい睡眠習慣かどうかを知るのに活用するのもありだろう。
SleepScore