“顔と顔を突き合わせて話をする”機会を増やしてくれそうな面白い試みが、ブラジルでスタートしている。ブラジルのラガーブランド「Polar」と、通信会社Paimがコラボレーションした、特殊なビールクーラーだ。この「Polar」ビールクーラーには、刑務所の収容者が外界とのコンタンクトができないように、電波シグナルを遮断するのと似たようなテクノロジーが使用されていて、ビールクーラーから1.5メートル以内の電波シグナルを遮断する。
ビールクーラーの中にボトルが設置されたときだけ電波遮断機能が働き、3G、4Gのどちらもブロックして、ビールをオーダーした人の周囲のみ、電波がつながらなくなるという仕組み。ビールクーラーには但し書きが記載されているので、それを見た利用者は納得して、一緒にいる友人らと楽しく会話に集中することができそうだ。
こんなビールクーラーがあれば、あなたもスマートフォンを中心に回っていた世界にふと気づき、家族や友人と過ごす大切な時間の価値を再認識することができるかもしれない。
Polar beer cooler