・ルノーの新しい電気商用車をオランダの郵便インフラに採用
PostNLでは、2025年までにオランダ国内の25都市で“排気ガスゼロ”を実現するべく、2017年6月には、首都アムステルダムで従来のディーゼル車100台を電動カーゴバイクに切り替えるなど、環境にやさしい配送サービスに積極的に取り組んできた。
このほど採用された「Renault MASTER ZE」は、およそ6時間でフル充電できる33kWhのリチウムイオンバッテリーを搭載し、欧州の自動車燃費基準「新欧州ドライビングサイクル(NEDC)」で200キロメートルを記録。
また、動力源を電気とするほかは、既存の商用車「ルノー・マスター」の仕様がベースとなっており、荷室容量は8平方メートルから22平方メートルで、最大1100キログラムの積載量が確保されている。
・運送業界で電気トラックの導入がすすむ
PostNLでは、2018年末までに「Renault MASTER ZE」を17台調達し、オランダの都市部を中心に展開していく方針を明らかにしている。
運送業界における電気トラックの導入事例としては、米貨物運送会社のユナイテッド・パーセル・サービス(UPS)やドイツの国際輸送物流会社DHLでもすでにこれに着手しており、同様の動きは、世界各地でさらにすすみそうだ。(文 松岡由希子)
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