その中で「Murel Venom」は、最大通信距離に力点を置いた製品だ。従来の製品を何倍も上回る距離での接続を可能にするという。こうした設計上の工夫は、どのような利便性をもたらすのだろうか。
・120m先からの接続を維持
ワイヤレスイヤホンは、本体と接続先のデバイスが離れれば通信状態も悪くなる。30mほど離れれば、完全に聞こえなくなってしまう。
Murel Venomの場合、最大通信距離は400フィート。アメリカの企業だからヤード・ポンド法表記だが、メートル法に直すと約121mだ。接続先のスマホが120m先にあったとしても音楽を聴くことができる、というわけだ。
この性能を求めているのは、アスリートである。PR動画では、室内のジムやスケートパークなどでの使用例を紹介している。スケートパークの脇にあるベンチにスマホを置きつつ、スケートボードでフィールドを疾走する。もちろん、使用者の耳にあるMurel Venomとスマホとの間にはそれなりの距離が空く。だが音楽が中断されることはない。
ジムでのフィットネスの際も、やはりスマホは常備できない。だからこそ、リーチの長いワイヤレスイヤホンが求められるというわけだ。
・激しいアクションに耐える
PR動画の中では、使用者がかなり激しい動きをしている。それでもMurel Venomが耳から脱落することはない。アクションに強い設計のイヤホンと言えるだろう。
Murel Venomはクラウドファンディング「Kickstarter」で、45ドル(約5000円・6月7日現在)からの出資を受け付けている。
Kickstarter