なんと、生徒が授業に集中しているかをリアルタイムに分析するというもので、生徒からはブーイングが出そうなシステムだ。
・表情を総合的に分析
このシステムを導入したのは中国・杭州市の杭州第11高校。教室の前方に設置されたカメラが授業を受けている生徒の顔をとらえ、表情をリアルタイムに分析する。このシステムは、カメラシステムなどを展開する杭州拠点のHikvision(ハイクビジョン)が開発。同社のソフトウェアを使って生徒のハッピーな顔、怒った顔などを検知する。そして表情を総合的に分析して授業に集中しているかを判断する。
・集中しているかを先生に通知
監視されるというのは誰も好まないが、生徒にとってはさらに恐ろしいことに、このシステムでは集中しているかどうかを先生にリアルタイムで知らせるようになっている。当然のことながら、このシステムに対し否定的な意見もソーシャルメディアなどで出ているようだ。一方で、学校側は「“スマートアイ”で学力向上が図れる」としている。
つまり、「監視しているから授業に集中せよ」というのがこのシステム導入の意図するところ。もし、同様のシステムが日本の教育現場で導入されるとなると、かなりの議論を招き、社会問題となりそうだ。
Hikvision