この電子プレートはインターネットに接続が可能で、毎年行わなければならない車両登録をオンラインで済ませられるほか、万一盗難に遭ったときGPSで車両の位置を追跡できるなどのメリットがある。
・電子書籍デバイスのよう
試験で使われているプレートは、Reviver Auto社が開発したもの。電子書籍を閲覧するデバイスに似ていて、実際Eインクを活用しているのでプレートは白黒表示だ。もちろん、ウォータープループで、プレートの表面は保護ガラスで覆われている。
プレートにはナンバーのほか、州名、車両登録の有効期限のほか、下部のスペースに小さくメッセージを表示したり、ナンバーを小さく表示して広告を掲載したりすることも可能とのこと。
・8万円プラス月額通信料
ナンバーの電子表示そのものは正直、何の変哲もない。しかし、前述したように位置情報を追跡できるので、盗難でなくても、たとえば車をどこに停めたかわからなくなったときなどは便利だろう。
ただ、このプレート、電子デバイスなのでそれなりのお値段。なんと、本体価格は699ドル(約7万7000円)で、これに毎月の回線使用料金7ドル(約770円)が発生する。
サクラメントでは現在24台がこの電子ナンバープレートをつけて走っていて、さらに11台が近々加わる予定のようだ。
しかし、試験運用が終わって本格導入となったとき、電子プナンバーレートをつけて走る車が一気に増えるかというと、費用の面から微妙なところかもしれない。
Reviver Auto