現在、米国ではアリゾナ州が客を乗せての試験事業が実施されているが、カリフォルニア州もこのほど同様の試験実施にゴーサインを出した。
・18歳以上に無料で乗車提供
カリフォルニア州公共事業委員会(CPUC)の発表によると、この試験事業は、18歳以上の人に対して無料で行うことを条件としている。
今回許可された試験事業は、自動運転車にセーフティドライバーが乗り込むプログラムと、完全無人のプログラムがあり、後者の場合は車を常にリモートでモニターすることを定めている。
ちなみに、アリゾナ州での客を乗せるパイロット事業は有料で展開されている。
・50社に公道試験許可
カリフォルニア州はすでに自動運転車の公道試験が行われていて、50以上の企業に試験の許可を出して入るという。AppleやTesla、GMといった米国の大手、トヨタやホンダ、スバルといった日本勢、そしてあまり名の知られていないようなスタートアップなどが名を連ねている。
自動運転をめぐってはUber車による死亡事故がアリゾナ州で起こって以降、車メーカーも行政も慎重になってはいるものの、自動運転車によるタクシーサービスなどを導入しようという流れは変わらないだろう。
公道試験の許可を得ている企業の中から、どこが一番に客を乗せて走りだすのか、注目を集めそうだ。
CPUC