・画像データから情報収集
「Ceres Imaging」が画像を元に提供する主なデータは、農作物に不足している水分や栄養分の情報など。撮影した画像データの解析作業には人工知能(AI)を使用。AIが分析したデータを顧客へ提供しており、栄養分や水分にまつわることだけでなく、作物の病気や害虫の危険性などについても現状と今後の可能性について情報を提供することが可能だという。データを受け取った栽培者は、モバイルアプリを使用することで、画像で強調表示されたトラブルスポットや注意が必要な場所を把握し、さらにその場所を調査して地面標本などに活用することができる。
・世界中へ広がる技術
もともとは、ぶどう園や果樹園などの高密度作物への活用が続けられてきたという。しかし、現在の同社の取り組みは、カリフォルニア、ハワイ、中西部、オーストラリアと拡大している。ちなみに、世界最大のナッツとぶどうの栽培農家との契約も結んでいるといい、同社の技術がすでに世界的に高い評価を受けていることがうかがえる。
今後は、さらなるグローバル展開を目指しているといい、今後の展開に注目が集まっている。
Ceresimaging