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Start Up ソーラーエネルギーであらゆる水を浄化するオフグリッド型浄水システム「Desolenator」

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ソーラーエネルギーであらゆる水を浄化するオフグリッド型浄水システム「Desolenator」

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「Desolenator」は、英ロンドンで2014年に創設された同名のスタートアップ企業が開発をすすめている、ソーラーパワーを活用したオフグリッド型の浄水システム。

1リットル当たりわずか1セント(約1.1円)のコストで、海水を含め、あらゆる水を浄化し、清潔な飲用水を生成することができる。

・太陽光から得られる電力と熱を水の浄化に最大限活用


「Desolenator」は、上部に装着されたソーラーパネルで集めたエネルギーを浄水のために最大限活用しているのが特徴だ。

一般的なソーラーパネルでは、太陽光から電力への変換効率は15%程度で、残りのエネルギーは排熱として無駄になっている。

一方、「Desolenator」では、ソーラーパネルで発電した電力だけでなく、熱変換プロセスを採用することで、排熱も有効に活用。

「Desolenator」に注ぎ込まれた水は、この排熱により摂氏95度で煮沸されていったん水蒸気となり、これが冷やされて飲用水となる仕組みだ。

また、「Desolenator」には、小型コンピュータボードが組み込まれており、データ解析や遠隔でのモニタリングなどを行うこともできる。

・いよいよ2019年に正式リリースへ

「Desolenator」は、設置場所や用途に合わせて、1日あたり最大8リットルを浄水する「ポータブルタイプ」、20リットルを浄水する「家庭用タイプ」、1万リットルを浄水する「コミュニティタイプ」の3種類を開発。

いずれも2019年には正式にリリースされる見込みだ。(文 松岡由希子)
Desolenator

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