一方、車社会のアメリカでは、もともとポッドキャストやラジオを聴く文化があったが、近年リスナーが急増。Nielsenの調査によれば2017年までの3年間には18歳以上のポッドキャストリスナー数が2.5倍以上に拡大し、2300万人以上のアクティブリスナーがいるようだ。
ポッドキャストリスナーはエンゲージメントが高いことがわかっていて、NY TimesやBloombergをはじめ、多くのメディアがポッドキャストの配信に力を入れ始めている。
こうした中、増え続けるポッドキャスト番組の中から、自分好みのものと出会うためのアプリが登場した。
・使えば使うほどパーソナライゼーションが洗練
「ScoutFM」は、ポッドキャストのリスニング体験の向上が期待できるアプリだ。
ポッドキャストを聴き始めるには、「Silicon Valley Radio」「Mindfulness Radio」「WestWorld Radio」…といったステーションから趣向にあったものをタップするだけ。
ステーションの中から気に入った番組を選択して聴いたり、「Like」したりすることもできる。
人とAIでキュレートした番組が追加されていき、使えば使うほどパーソナライゼーションが洗練されていく仕組みだ。
・Alexaのスキルにも対応
再生速度を変えることも可能で(Voicyにはこれがない)、時短志向のリスナーにとっては嬉しい。
iOS/AndroidアプリもあるScoutFMだが、実は、スマートスピーカーや音声アシスタントに最適化された設計になっている。
とりわけAlexaのスキルに力を入れていて、9ヶ月感のテスト期間のうちに入念に作りこまれたようだ(残念なが日本版ユーザーには利用できない)。
検索や拡散がテキストに比べて難しいのが音声コンテンツ。自分の趣味に合ったものをスマートにレコメンドしてくれるサービスが、日本でも登場することを願う。
ScoutFM