本国で大ヒットを記録した本品。日本でも満を持して、正式に販売されることになった。最初の一歩は、Makuakeでの資金調達。現時点ですでに、目標額の10倍以上を達成している。
総代理店を務めるのは、和歌山を拠点とする、リベルタジャパン。国内展開に踏み切った経緯など、詳細について、代表社員の伊藤 佳也(いとう よしや)氏に聞いた。
・展示会でのMovieMaskとの運命の出会い
Q1:本品を日本で展開するに至った経緯について、お聞かせいただけるでしょうか。4月に開催された香港の展示会で、MovieMask社と初めて出会いました。展示会は4日間催されましたが、2日目までは、何回もブースを通り過ぎました。理由は「MovieMask」が、ただのVRゴーグルのようにしか、見えなかったからです。
心の中では、「またVRゴーグルか」と思っていました。しかし、なぜか気になり、ブースに立ち寄ることにしたのです。試した瞬間、目の前に広がるプライベートシアターに魅了されました。すぐに代理店契約を結び、日本での販売を開始することになったのです。
Q2:国内販売向けに変更している点はあるのでしょうか?オリジナルとの相違点がありましたら、お聞かせください。
オリジナルとの相違点は、ございません。説明書は、日本語です。説明書といっても、使い方は非常にシンプルなので、そこまで必要ないとは思いますが。
・とにかく体感してほしい
Q3:本品最大の特長は、「映画館の迫力を体験できるところ」だと思いますが、2D映像はともすると、3D映像に押されがちです。その点はどのように、アピールされていくのでしょうか?3D映像が2D映像に置き換わるとは、考えにくいです。2016年には、テレビではトップシェアのサムソンが、いち早く3Dテレビ撤退を発表し、2017年にはLGとソニーも3Dテレビから撤退しました。そうした状況も含め、(2D映像が)3D映像に押されているとは思えません。
「MovieMask」は、時代の流れに合ったアイテムだと、私は捉えています。Amazonプライムビデオなどの動画コンテンツにより、今は、スマホ一つあれば映画を楽しめる時代です。「MovieMask」は、スマホ画面を映画館に変えられる変換器として、アピールしていくつもりです。
Q4:クラウドファンディング後の展開について、教えてください。
今回のクラウドファンディングのサイトもそうですが、文章や動画を見ても、実際に体感しなければ、「MovieMask」の魅力を実感するのは、難しいと思っています。多くの方に触って体感してもらうためにも、実店舗での取り扱いをめざしていきます。
Makuakeのプロジェクトページにアクセスすれば、サンプル動画で映像を体感できる。しかし、実際はもっと高精度。なるべく早く、実物に触れる機会が訪れることを願う。(取材・文 乾 雅美)
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