しかし「Slinger」を導入すれば、パートナーを用意せずともテニスの練習ができる。この製品はテニスボールを収納するキャリーバッグであるが、同時にトスマシンとしての機能を有している。
・時速128kmでボールを射出
Slingerは重量5.5kgのボール収納バッグ。しかし時速80マイルの速度でボールをトスしてくれる練習器具でもある。
80マイルとは、メートル法換算では時速128.7km。これはもはや「トス」ではない。だがボールの打ち出し速度は調整可能で、最も低速の設定にすれば時速10マイル(16km)での射出になる。
最大72個のボールを収納可能で、連続5時間の稼働ができるという。ボールを射出する感覚も、2秒から10秒まで調節可能だ。
Slingerにはラケットを収納するスペースもある。さらに、備え付けのUSBポートからスマートフォンへの充電もできる。いざとなったら、モバイルバッテリーとして用いることが可能というわけだ。
・最安枠はすでに締め切り
それにしても、時速80マイルはやはり速い。テニス初心者がうかつに最速設定にしたら大変なことになりそうだ。このあたり、注意が必要である。
Slingerはクラウドファンディングサービス「Kickstarter」で出資を受け付けている。最安の製品提供枠は219ドル(約2万4000円)だったが、こちらはすでに締め切り。239ドル(約2万6000円)の枠が残っているようだ。
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