今後5年間に、AIアルゴリズムや航空交通コントロールといった分野の開発に2000万ユーロ(約26億円)を投じる見込みだ。
・今秋オープン
2016年に始まった同社の空飛ぶタクシー開発事業Elevate専用のこのラボの名称は「ATCP(Advanced Technologies Center in Paris)」。今後、エンジニアやAIスペシャリスト、コンピュータービジョン研究者らを採用し、今秋にもオープンさせる予定だ。
Uberが描く空飛ぶタクシー事業は、ユーザーがスマホで乗車を予約し、客を乗せるタクシーは自動運転というもの。
機体の開発も重要だが、しかしそれを飛ばすには、機械学習や航空交通管理アルゴリズムをフル活用したスキームの構築が欠かせない。そこを担うのがATCPとなる。
・研究機関と提携も
Uberはまた、理工系研究機関として名高いパリのエコール・ポリテクニークと5年間のパートナーシップを結んだことも発表した。
ATCPと共同で、機械学習をベースとした交通需要のモデリングや、低高度航空交通マネジメントのシミュレーションなどを行う。
Uberは2020年までにデモンストレーションフライトを行う計画で、ATCPの開所により空飛ぶタクシー事業がますます現実味を帯びてきそうだ。
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