わずか5分の充電で約480キロの走行を可能にするというバッテリーの2022年までの量産化を目指す。
・“有望”の太鼓判!?
StoreDotの存在はさほど知られておらず、技術を発表した当初は、5分で480キロ走行分を充電という触れ込みに疑問を投げかける動きもあった。
しかし、昨年ダイムラーがStoreDotに出資し、そして今回は石油業界でスーパーメジャー的存在のBPからの出資。これは、StoreDot の技術が“かなり有望”であることを意味している。
・中国に工場建設も
StoreDotが手がけるその技術の詳細は明らかになっていないが、バッテリーはリチウムイオンベースで、有機分子を化学合成する技術を用いているようだ。
この技術によるバッテリーの量産を、2022年までにOneGigaと呼ばれる自社工場で開始する見込み。また、中国・深センに工場を建設する計画もあるとのこと。
・モバイル向けは来年投入か
EVの高速充電技術は各自動車メーカーも開発を急いでいるが、5分の充電で約480キロの走行というのはかなりインパクト。充電に給油と同じくらいの時間しかかからないとなると、EVの浸透を促進するものとなる。
一方で、StoreDotはこの急速充電の技術を用いたモバイル端末用バッテリーの開発も手がけていて、こちらは早ければ来年にも商品化されるという。
BP
StoreDot