航空機にも採用されているカーボンファイバー製のこの自転車はチタン製より丈夫で、プリンター出力なので製作に時間がかからないのが売り。来年にも発売したい考えだ。
・製作時間を短縮
自転車は熱可塑性素材を用いて、レーザーで加熱しながらロボティック3Dプリントで作られた。フレームは1つのピースで、金属パーツを使用していない。
金属は加工するのに手間がかかるが、そうした素材を使用しておらず、またプリンターを使うので製作時間を短縮できるわけだ。
このプロセスを可能にするのが高度なソフトウェアで、開発元は「あらゆるものをデザインしてプリントできる」としている。
・消費財から工業製品まで
実際、Arevoは自転車メーカーではない。3Dプリンターとソフトウェアを使ったマニュファクチャで、今回は自転車を作ったが、そのほかにもヘルメットやジェット機のエンジンなど消費財から工業用製品までさまざまなものの製造を手がける予定だ。
ちなみに、ArevoのCEO、Jim Miller氏はAmazonやGoogleで幹部を務めた人物で、Arevoでものづくりに変革を起こそうとしている。
自転車は他社と提携しての販売になり、来年の発売を見込んでいるという。
Arevo