病院や自宅でモニタリングが必要な患者向けの技術で、特に循環器系や糖尿病の患者の場合に役に立つという。
・細かな振動をキャッチ
手がけているのはイスラエルのテルアビブ拠点の「ContinUse Biometrics」。開発元によると、レーザーをあてるだけで上記の項目を調べることができる。
この技術、ナノテクノロジーがベースになっているとのこと。特殊な光学レンズとレーザーを搭載したカメラやセンサーを使い、体の中の化学物質や分子、そして内臓の動きで発生する細かな振動をとらえる。
・スマホがモニター機器に
すごいのは、この装置、患者が服を着たままでも利用でき、1メートルほど離れたところからも測定できることだ。また、この技術をスマートフォンなどに搭載して端末をリモートモニターとして活用できるようにすることも視野に入れている。
つまり、医療施設での使用はもちろん、在宅で療養する場合にも適切に見守れる環境を構築できるわけだ。
この技術はまだ開発段階で、実用化の時期などは示されていない。しかし、近い将来、私たちの健康管理や闘病を支える強力なツールとなりそうだ。
ContinUse Biometrics