現時点でてっとり早くモノを情報ディスプレイにするにはプロジェクターを使えばいい…
そんなわけで、GoogleがIoTプロジェクターを実験的に作ったようなので紹介していこうと思う。
デスクランプ型プロジェクターは、スマート家具の導入なしに、いたるところを情報ディスプレイにできるものだ。
・取得した情報をもとにプロジェクション
Google製作のIoTプロジェクターは、IKEAで売っている「テルティアル ワークランプ」をガワとして利用している。
これにプロジェクターを取り付けることで、時計やピクトグラム、アンビエント映像などを壁や天井、机などに投射できるようになる。
どこがIoTかというと、Wi-Fiでつながっていて、取得した情報とアクションを連携することができる点だ。たとえば、今流れている音楽の曲名を取得して壁に表示する、といった使い方ができる。
このへんは、センサー情報をもとに関連情報を表示したりなど、応用範囲が広そうだ。
・Raspberry Pi3に入れたAndroid Thingsで制御
IoTプロジェクターの頭脳はRaspberry Pi3。そしてここで活躍するのが、IoTプラットフォーム構築に利用できるGoogleのソフトウェア群、Android Thingsだ。
IKEAのデスクランプをAndroid Things端末にすることで、Android端末のコンパニオンアプリから設定、操作できるようになる。
Googleは、親切にもRaspberry3にインストールするソフトのソースコードをGitHubで公開してくれている。そればかりかhackster.ioのページでは、ご丁寧にGif画像付きの製作手順を載せてくれている。
ここには、そろえるべきパーツのリストも掲載されているので、ご興味のある方はIoTプロジェクターの自作にチャレンジしてみていただきたい。
Lantern/Experiments with Google