排ガス抑制を目指す取り組みの一環で、まずはロンドンとパリで今年後半にも試験を行う。
・航続距離は240キロ
配送トラックというと、角張って味気ないデザインが多い中で、今回のトラックは全体的に丸みを帯びている。おもちゃのトラックをそのまま大きくしたようなかわいらしさだ。
ARRIVALは目的に応じて商業車両を製造するメーカーで、両社は2016年から共同開発を進めてきた。今回のトラックはもちろんUPS専用の仕様となっている。
航続距離は240キロ。UPSは現在、欧州と米国で300台以上の電気トラックを活用しているが、今回の電気トラックの航続距離が最も長いという。
・運転のアシストも
また、今回の車両にはアドバンスド・ドライバー・アシスタント・システムを搭載し、その名の通りドライバーの運転をアシストしてドライバーの負担を軽減する。加えて安全性の向上にもつながるとのこと。
UPSは3月に、米メーカーWorkhorseの電気トラック50台を導入すると発表。UPS車両としては、世界でまだ3万5000台以上の化石燃料トラックが走っているが、今後は加速度的にゼロエミッションの取り組みが進みそうだ。
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