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量産化に苦戦中のTeslaモデル3、米国外マーケットで初の納車

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電気自動車メーカーのTeslaは、同社のモデル3を米国以外のマーケットとしては初めて、カナダで納車した。

トロント電気自動車協会が、“最初のラッキなーオーナー”の写真をFacebookにアップして紹介している。

・スケジュール通りの納車


今回のカナダでの納車は数台にとどまったとされる。しかし、量産化に苦戦しているモデル3が米国外で納車されたというのは、その他のマーケットで待ちわびている人にとっては朗報だろう。

カナダでは今年3月に事前予約をした人に購入の“招待状”を送っていて、今回の納車はその際に明らかにしていたスケジュールに沿ったものという。

・6月までに週5000台生産体制に?


Tesla車にはモデルSとXがあるがいずれも1000万円超え。高級路線を展開していた中で、モデル3は同社初の量産モデルとして注目を集めた。

しかし、昨年夏に出荷が始まったものの、その後生産体制が整わず、2017年末までに週5000台生産するとしていた目標の達成を延期。そして先月、週2000台超の生産を発表している。

今後の見通しとしては、今年第二四半期(4〜6月)中に週5000台生産体制にするとしていて、実現すれば米国とカナダ以外のマーケットへの展開も視野に入ってくる。

カナダでは電気自動車の浸透を目的とした行政によるインセンティブプラグラムが展開されていて、その対象車リストにモデル3も加わった。そのため、同国ではモデル3人気の高まりが予想されるなど、今後もスムーズに入手というわけにはいかなさそうだ。

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