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「マレーシア新幹線」入札、日本は入国審査での顔認証技術を提案へ

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マレーシアとシンガポールを高速鉄道で結ぶというプロジェクトに日系企業連合が入札を予定している。その事業内容の一つとして、最先端の顔認証システムの導入を提案するようだ。

国境をまたぐ鉄道となることから乗客は入国審査を受けなければならないが、顔認証システムでスムーズな審査となることをアピールする。

・再び中国と争う?


同プロジェクトはMyHSR(マレーシア高速鉄道会社)とSG HSR(シンガポール高速鉄道会社)が事業主体で、今年6月にも建設や運行システム整備などの入札が締め切られる。日本のほか中国なども意欲を示しているようだ。

日本としては、新幹線の輸出は官民あげて取り組む“国家プロジェクト”。すでに台湾やインドでの実績があるものの、インドネシアでは中国と受注を争い、結局逃したという苦い経験がある。

・利便性と安全性アピール


今回の顔認証システムの提案については、宮川眞喜雄・在マレーシア大使が現地の国営ベルナマ通信に語った。

報道によると、「入国審査で長時間待つとなると、高速鉄道の魅力が減少し、利用者にとって有益とはいえない」とし、顔認証システムの利便性を強調。そのほか、新幹線の安全性も日本提案の強みとした。

高速鉄道が導入されると、クアラルンプールとシンガポール間はわずか90分となり、入国審査もスムーズになれば人の流れを劇的に変える可能性がある。

一方で、国境での審査の精度を確保するのも重要なことから、顔認証という最先端テクノロジーの活用は十分に考えられる。入札結果は年内に明らかになる見込みだ。

MyHSR

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