同社はこのほど、Uber Elevate Summitの開催に先立ち、米メディアCNBCに機体のプロトタイプを公開した。
・タクシー料金で高速移動
4人乗りのタクシーの外観はヘリコプターと飛行機の中間のよう。プロペラやローターを搭載し、垂直に離発着する。燃料ではなく電気で駆動するので静かなのも特徴という。
料金についてもはじめはハイヤーグレードのUberBlackと同程度、その後はいわゆる白タクのUber X程度になる見込みと案内している。これが事実なら、車で行くにはやや遠い距離を、タクシーと同じ運賃で早く目的地に着くことが可能になる。
・将来的には自動運転で
Uberによると、ビルの屋上や地上に空飛ぶタクシーが離発着するスカイポートを設置する。スカイポートでは1時間に200回の離発着が可能になる見込み。
飛行高度は約610メートル、スピードは時速241〜321キロとなる。また、運用当初は人による操作となるが、ゆくゆくは自動運転とすることを想定しているとのこと。
タクシー感覚でアプリを使って空飛ぶタクシーを予約し、交通渋滞のない空をスムーズに移動する−。そんな時代はもう間もなくのようだ。
Uber Elevate
CNBC