Hazard Light Alert Systemを搭載している車種が対象で、ハザードライトをオンにすると周囲の車にその情報が共有されるというもの。まずはスウェーデンとノルウェイで開始する。
・追突などを回避できる
落石や倒木があって通行できないとか、車が故障したとかでハザードライトを点灯させることがあるが、それに気づかずに後続車が追突してしまうケースがある。
特にカーブを曲がった先にそうしたハザードランプをつけた車が停まっている時などはとっさに対応できない。
そうした事故を防ぐのが、今回のハザード点灯共有のねらいだ。接近する前にハザードライトが点灯している車両があることが前もってわかると減速するなどして用心できる。
・データは匿名化して共有
Volvo 車では2016年以降、多くのモデルでHazard Light Alert Systemを搭載している。一方でトラックでもいくつかのモデルで対応している。これらが車種などを超えて互いに情報を共有する。
欧州では、個人データの扱いを厳格化した個人情報保護法(GDPR)が5月25日に施行されるが、Volvoは「今回のサービスではデータは匿名化して集められ、新法律に応じたものだ」としている。
Volvo cars