現在クラウドファンディングサイトKickstarterで資金調達中の「QooCam」もそうしたカメラだが、3つのレンズを搭載し、360度撮影に加え立体撮影までできてしまうという一歩進んだカメラだ。
・レンズは視野角216度
QooCamはテレビなどのリモコンのような細長い形状で、用途によってまっすぐのまま、または真ん中あたりで折り曲げて「L」字の逆さま状にして使う。
視野角216度のレンズを前面に2つ、後面に1つ備え、前後のレンズを同時に使って撮影することで360度撮影となる。映像は4Kだ。
・撮影後にピント調整!
一方、逆L字状にして持つことで、前面2つのレンズが横並びになり、つまり人間の目のように働いて3D撮影が可能になる。
この3D撮影では被写界深度をつけることができ、しかも撮影したあとにフォーカスの調整ができるというスグレモノ。ピンボケした映像でもくっきりさせたいところにピントを合わせることができるのだ。
・手振れも自動補正
QooCamは動きのあるシーンでの使用を想定しているので、内蔵するスタビライザーで手振れも補正し、なめらかな映像となる。また、自撮り棒や三脚などでの使用にも対応する。バッテリーは2600mAhで、連続3時間のビデオ撮影が可能。
今年初めに開かれたCESでInnovation Awardを受賞したQooCamは現在、Kickstarterで299ドル(約3万3000円)〜。すでに調達目標額は達成し、商品化は確実な情勢だ。
出資は6月1日まで受け付け、8月にも発送される見込みとなっている。
QooCam/Kickstarter