アプリで配車をリクエストしたら迎えに来たのは無人の自動運転車だった、という時代がとうとうやって来た。
・アプリで普通に配車依頼
同社は昨年ボストンで自動運転車のテストを行い、今年1月ラスベガスで開催されたCESでは出席者に“お試し乗車”を提供するなどしていた。しかし、今回のLAでの展開は正真正銘、一般向けとなっている。
つまり、Lyftアプリで「自動運転車可」を選択すれば誰でも利用できる。もちろん、「自動運転車に乗るのは抵抗がある」という人は、選択しなければ従来通りのサービスとなる。
・テックをフル活用
今回投入する30台には、ビッツバーグ拠点のAptivの自動運転技術が採用されている。LIDARという光を活用したリモートセンシング装置やレーダー、カメラなどをフル活用して自動運転を可能にしている。
実際に車両の運行を管理するのはAptivで、同社は客を乗せての走行データを分析し、さらなる運転技術の向上に活用するとのこと。ゆくゆくは、自動運転車のみのネットワーク構築も視野に入れているようだ。
自動運転車は世界各地で路上試験が行われているが、実際に市民が自由に利用できるところまでにはきていない。今回のLyftの取り組みは、「自動運転車は当たり前」の時代への扉をあけるものとなりそうだ。
Aptiv