上空からの調査や通信などの機能の搭載が見込まれ、2019年にもテストフライトを行う予定という。
・総重量150キロ
同じく英国の企業で、通信衛星や航空システムなどを手がけるPrismaticと共同で開発する。
機体の名称は「Phasa-35」。ウィングスパンは35メートルあり、重さは150キロ。高い高度を長時間にわたって飛行することができる。
最大の特徴は、超軽量のソーラーパネルを搭載し、太陽光発電で1年ほど飛行できること。昼間発電された電力はバッテリーに蓄えられ、夜間などはその蓄電された電気で飛行する。
飛行期間を1年としているのは、メンテナンスが必要となるタイミングによるようだ。
・軍事面での活用も
こうした長い間、高い高度を飛ぶ機体はHALE(High Altitude Low Energy)と呼ばれていて、コストパフォーマンスが優れているとされる。
Prismaticによると、この機体の活用法としては調査や通信に加え、偵察など軍事分野での活用も考えられるとのこと。
すでに実機の4分の1サイズモデルでテストフライトを2017年に行なっていて、実機のテストフライトは来年を予定しているという。
BAE Systems