宿泊地に着いて荷物を広げ、必要なものを使える状態にし、出発前にはしまう。その繰り返しになるわけだが、そうした手間をなくそうと考え出されたのがトレイラー「TOPO」だ。コンパクトながら寝るスペースや調理スペースなどを搭載し、快適に過ごせそうだ。
・実用的なつくり
このトレイラーは米国のスタートアップ「Escapod」が考案した。元々はプロスキーヤーだったカップルが、アドベンチャーを求めてマウンテンバイクで移動していく中で、荷物の扱いや宿泊準備の手間などをもっとも簡単にしたいという“現場のニーズ”から生まれた。
なので、TOPOはかなり実用的。大人2人が寝られるスペースを備え、トレイラー後部は調理スペースになっている。食材は冷蔵庫がわりのクーラーボックスに保管でき、宿泊地についてすぐに食事の支度に取りかかれる。
・星空観察用の窓も
また、快適にアウトドアライフを楽しめる工夫も施されている。たとえば、寝るスペースの頭上には細長い窓があり、ここから星を眺めることができる。
オプションが多数用意されているのもTOPOの魅力で、調理用のプロパンとコンロのセット、日よけ用のルーフトップテント、自転車やカヤックを運ぶためのラック、100ワットの太陽光発電システムなどをつけることも可能だ。
キャンピングカーやトレーラーハウスはたくさんあるが、それらはなかなかのお値段。そうではなく、誰でも求められるものを、というのが開発元の思いで、TOPOのベース価格は1万3800ドル(約150万円)〜となっている。
販売に加え、TOPOはこの夏、米国ユタ州でレンタルサービスも開始するという。
Escapod