そこで、カナダで展開されるのが、公道の路駐スペースへの電気自動車(EV)充電ステーション設置。全国に100カ所以上を設置する計画だ。
・国の予算で展開
このプロジェクトには天然資源省が予算を拠出している。設置を行うのは、ケベック州に本社を置くEV充電ステーションメーカー「AddEnergie」。
環境問題への対策の一環として、住宅街などの路上に充電ステーションを設置して電気へのアクセスを容易にすることで、EVの浸透を図る。オンタリオ州やブリティッシュコロンビア州、アルバータ州などで設置が予定されている。
・カナダ最大のネットワーク
AddEnergieはEV充電ステーションメーカーとして実績がある企業で、カナダ最大のEV充電ステーションネットワーク「FLO」を構築している。
ユーザーは専用アプリから最寄りの充電ステーションを検索でき、使用料の支払いも端末で済ませることができる。
すでにケベック州モントリオールでは、モントリオール市や電力会社ハイドロ・ケベックと業務提携して数百カ所を展開済みとのこと。
EV充電ステーションをめぐっては、米国ではテスラやフォルクスワーゲンなど車メーカーが設置を促進している。しかし、社会的なインフラとして官民で整備を進めれば、EVは一気に浸透するのかもしれない。
AddEnergie