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EV先進国ノルウェーの首都オスロが路線バスに電気バスを本格導入へ

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ノルウェーの首都オスロは、2018年4月、電気バス70台を新規に調達した。

オスロで運行されている路線バスは、2019年以降、順次、従来のディーゼル車から電気バスに切り替えられ、2025年までには、その大部分を電気バスが占める計画だ。

・2019年からオスロの路線バスが電気バスを本格導入


オスロで地下鉄やバス、トラムなどの地域の公共交通を統括する「Ruter」は、バス、フェリーを含む、オスロのすべての公共交通を、2028年までに“ゼロエミッション化”する目標を掲げている。

2017年11月には、オスロで路線バスを運営する「Unibuss」、「Nobina」、「Norgesbuss」のバス会社3社との合意のもと、電気バス6台を調達し、路線バスへの試験的導入をすすめてきた。

そして、このほど、8億5000万クローネ(約116億5000万円)を費やし、電気バス70台を新たに導入。

2019年には、これらのバス会社3社に車両を割り当て、オスロの13路線で、電気バスによる運行をスタートさせる方針だ。

・公共交通機関でも“ゼロエミッション化”を推進するEV先進国


ノルウェーは、1990年代から電気自動車(EV)への優遇措置を設けるなど、電気自動車の普及にいち早く取り組んできた“EV先進国”のひとつ。

首都オスロでも、新車販売台数に占める電気自動車の割合は2015年時点で3割を超えており、3万5000台以上の電気自動車がこの地域で利用され、温室効果ガスの排出量の削減に大きく寄与してきた。

オスロでは、路線バスにおける電気バスへの切り替えを本格化させることで、公共交通の“ゼロエミッション化”も、急速に推進できそうだ。(文 松岡由希子)

Ruter

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