スウェーデン発のiPhoneアプリで、ユーザーの位置情報データを基盤にして、音楽のプレイリストを提供するサービス。たとえば、レコードショップのオーナーが、付近で開催される音楽フェスティバルに合わせて、紹介したいインディーズバンドのプレイリストを作成し、アルバムの販売促進につなげたいと思った場合、「Tunaspot」ユーザーが空港や電車の駅、その都市に到着したときなどに、プレイリストが届くというような流れだ。
ほかにも、Starbucksのコーヒーショップにいるときに、ジャズ音楽のプレイリストが配信されるなど、ブランドとタイアップして"場所に合った音楽”をユーザーに提供することが可能になる。ユーザーとしては、いろいろな地域や世界各国を旅行したとき、その土地やスポットに関わる音楽に出会ったり、未知のアーティストや曲を見つけるチャンスが広がる。「Tunaspot」では、SpotifyのAPI(Application Programming Interface) が使われており、プレイリストの中で気に入らない曲があればスキップしたり、好きな曲は何度もリプレイ再生することも可能だ。
また、音楽のプレイリストを配信するだけでなく、たとえば、歴史的建造物が多いエリアなどの観光地で、ユーザーが特定の場所にいるとき、観光スポットにまつわるインフォメーションを提供するような活用方法もあり、音楽ではない"音声”のストリーミングサービス提供も視野に入れているという。
Tunaspot