ここで紹介するのは、そんな喘息と闘う人に嬉しいスマート室内空気品質モニター「Foobot」だ。
・人間の行動の変化と空気品質との関係に着目
「Foobot」はルクセンブルグの技術系スタートアップAirBoxLabが開発。
自宅内での人間の行動の変化と室内の空気品質との関係に主眼を置いており、人間が動くたびに拡散する微粒子に対して敏感に反応。例えば、料理や掃除などの家事を終えた後の空気品質データを可視化可能だ。
Wifi接続中、PM2.5、工場・幹線道路関連の有害物質、CO2などの数値データを5分おきに読み取りながら学習データをアップデートする。
・数々の実証実験で精度の高さを証明
米国のアイオワ大学の研究では、空気中を浮遊する特定のエアロゾル粒子の測定において、同業他社の2製品(Airbeam、Speck)に比べ高い性能を発揮することを証明。
さらに、約100名のユーザーを対象とした実証実験では、「Foobot」を使用しない場合に比べ、室内における空気汚染を抑制可能であることが確認されている。
・最新のスマートホームデバイスとの互換性
既存のスマートホームデバイスとの互換性があり、特にスマートサーモスタットとして知られるグーグル・ネストとの相性は抜群だ。「Foobot」とグーグル・ネストを繋ぐクラウドアプリのおかげで、両者の強みが存分に生かされる。例えば「Foobot」で空調状況を読み取り、必要に応じてスマートフォンを使ってグーグル・ネストをコントロールし、空気の流れを変えることも可能である。
その他にも、音声アシスタント「Amazon Echo」と同期し、「Foobot」が捕捉した空気品質データを「Alexa」が音声化するという使い方もアリだ。
「Foobot」は199米ドル(約2万1700円)で購入可能。
Foobot