しかし、そうではなく、電池なしに純粋に太陽光発電だけで走る車を、カルフォルニア・ポリテクニック州立大学の学生チームが開発した。バッテリーなしで陸上を動く乗り物としては最速の時速105キロを出せる。
・ボンネット一面にパネル
「dawn」と名付けられたこのソーラーカーは、上から見ると大きめのサーフィンボードのよう。空気抵抗を抑えるためにボードのように薄くなっている。
普通の車でいえばボンネットにあたる部分のほぼ一面にソーラーパネルが敷かれている。効率的に光を吸収できるような配置となっていて、ここで発電された電力を元にdawnは走る。
・総重量は200キロ未満
走行スピードをのばすため、車体は軽量のカーボンファイバーで作られている。ドライバーが乗り込んでも総重量は200キログラム以下とかなり軽い。
また、デザインをみるとおおよそ普通の車とはかけ離れている。実際、実用化を想定しているわけではなく、あくまでも太陽光発電での走行の効率性を追求しているとのこと。
とはいえ、バッテリーなしに太陽光だけで時速100キロ超も出るのなら、充電をあまり必要としない電気自動車の開発につなげられそうだ。
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