英政府が出資するOffshore Renewable Energy(ORE)Catapultと試験を行い、2021年にもタービン第1号を完成させる見込みだ。
・テストで時間短縮へ
GEとOREがこのほど協業の契約を交わした。発表によると、契約は5年間で、テストはOREの管理の下、さまざまな気象条件を想定して行う。
従来は自然環境下でテストを実施していて、これは気象に影響される部分が大きいために時間がかかっていた。しかし、ORE施設を活用すれば開発にかかる時間を大幅に短縮することができるのだという。
・費用対効果大きく
Haliade-Xの高さは260メートルと、世界最大の洋上風力発電となる。年間67GWh発電でき、これは従来タイプに比べ45%多い。
また、大きな風力発電を活用することで設置する数を減らせ、導入にかかる時間を短縮できる。加えてメンテナンスなども抑制でき、費用対効果が大きいのもメリットだ。この費用抑制は、風力発電会社とともに消費者も恩恵を受けることになる。
初のタービンは2021年にも完成する見込みで、実際に設置となればまた注目を集めそうだ。
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