古代ポリネシアの人々が使っていた船を模したデザインで、さながら巨大なカヌーといったところ。しかし内装は超現代で、乗客の行動や雰囲気に合わせて照明や音楽が調整されるというハイテクさも備えている。
・時速33キロ!
イメージは、丸太をくり抜いて作ったカヌー。実際、Tuhuraは細長い形状で、カヌーをそのまま大きくしたようなデザインだ。
もちろん、オールで漕ぐわけではない。エンジンはハイブリッドAzipod CRP推進システム推進システムを採用。これにより、トップスピードは18ノット(時速33キロ)と、この大きさのヨットにしてはかなり速い。喫水は3.9メートル。
ちなみにTuhuraはマオリ語で「冒険」などを意味するとのこと。
・客の好みを学習
大きさや外観もさることながら、内装も目を引く。富豪御用達のヨットメーカーだけあって、Tuhuraもかなり豪華だ。インテリアにガンメタルやブロンズが採用され、いかにもリッチな雰囲気。
一方で、南太平洋や東南アジアをイメージして竹や木材も多用され、落ち着いた空間も演出している。
また、窓ガラスは透明ながら外からは内部が見えないようなハイテクなものを採用し、部屋の音楽やライトはコンピューターでコントロール。客の行動や好みを学習していく機能も搭載し、滞在するほどに快適に過ごせそう。
贅を尽くしたこのヨット、価格は公表されていないが、多くのひとにとっては写真を眺めて楽しむものとなりそうだ。
Oceanco