そのレコード、きちんと管理しなければホコリやカビで音が変わってしまうことがある。そこで今回、超音波でレコードを洗浄できるマシーン「Degritter」を紹介しよう。
・3つの洗浄モード
Degritterの外観はまるでトースターだ。背面には取り外し可能なタンク(容量1.2リットル)があり、使用する前にまずはそこに給水する。
そして、食パンを入れるようにレコードを縦位置にして差し込むと、レコードが水につかる。まるでレコードの“バスタブ”だ。
そしてつまみで洗浄モードを選び、スタートさせるとレコードがゆっくりと回り出す。軽い汚れなら洗浄時間1分30秒の「クイック」、中程度なら洗浄3分の「ミディアム」、かなり汚れている時は洗浄5分の「ヘビー」を選ぶ。
・泡の力で汚れを落とす
Degritterの特徴は洗剤類を一切使用しないことだ。120kHzの超音波が出るようになっていて、内部の水槽で超音波が細かな泡をつくる。その泡でレコードの溝の汚れを落とすという仕組みだ。
また、乾燥機能もついているので、ピカピカにしてすぐにプレーヤーにかけられる状態に仕上げてくれる。
レコードを大量に持っているという人にとって管理はなかなか大変なもの。また、中古のレコードを買ってきたところ、ノイズがすごくて…ということもある。そんなときにこうした洗浄マシーンがあると便利だろう。
Degritterは5月8日にクラウドファンディングサイトIndiegogoに登場するので、お得に入手したい人は早めにチェックするとよさそうだ。
Degritter