貨物を輸送するのに必要とするエネルギーを最小限に抑えつつ、ルーフのソーラーパネルで発電してライトやエアコンなどに必要な電気を賄うという、次世代のトラックだ。
・ソーラーパネル搭載
Starshipは米国カルフォルニアで開催されたShellのイベントでお披露目された。
電動化して二酸化炭素の排出を抑えるだけでなく、いかに輸送効率を高められるかという視点で開発されている。
写真を見てもらえば一目瞭然だが、Starshipの屋根には一面にソーラーパネルが敷かれ、ここで発電した電気でバッテリーを充電し、モーターやゲージ、ワイパーなどを動かす。
・ハイブリッドアクセル
また、発電以外にも工夫がほどこされている。空気の抵抗を抑えるために流線型のデザインにし、荷台部分はカーボンファイバー材を採用して軽量化を図っている。
上り坂など大きなパワーを必要とするときのためにハイブリッド電気アクセルシステムも搭載。タイヤの空気圧も自動調整して効率的な走りを実現しているという。
この次世代トラックは5月にも、カルフォルニアからフロリダまで最大積載容量8万ポンド(3万6287キロ)を積んで試験走行を行うとのことで、効率の良さが実証できれば実用化が見えてきそうだ。
Shell