一方、IT大国インドで注目されているのが、Ashwat・Prasanna君という10歳の少年。彼が開発した無料計測変換アプリが、App Storeで大人気。すでに1000回以上、ダウンロードされているそうだ。
・アップル主催のアクセラレータプログラムから生まれたアプリ
Ashwat 君が初めてパソコンに触れたのは、7歳のとき。誕生日に両親がプレゼントしてくれたMacBookを相棒に、さまざまな技術を学んでいく。昨年はついに、ハイテク産業の中心地バンガロールで開催された、App アクセラレータプログラムに参加。数日間のセッションで、自作アプリ「Quickvert」を開発するに至った。
App Storeのアプリ開発者は、年々低年齢化しており、ある方面からは、これがアップルの戦略の1つだという声も挙がっているほど。同社はこの意見に対し、特にコメントしていないが、Androidの4倍以上の収益を誇るiOSアプリに、若者が惹きつけられるのは、無理もないことだろう。
・インドを中心に戦略展開!?
しかし、今アップルが最も熱い視線を注いでいるのが、ITのメッカであり、世界で最も多く25歳以下の若年層を抱えるインドであることは確か。Ashwat君が参加したようなアクセラレータプログラムをはじめ、他国よりも安い価格でデバイスを提供するなど、同国での展開に力を入れている。Ashwat君以前には、同じくアクセラレータを受講したHarshita・Aroraという16歳の少女が、「Crypto Price Tracker」という名のアプリを考案。1万回以上ダウンロードされ、話題を呼んだ。
プログラミング教育が世界的に推進されている昨今を、象徴するかのようなニュース。そうは言っても、これからは高齢化社会。個人的には、若宮さんのような、お年を召したプログラマーが増えてくれることを願う。
souce by bloomberg.com