キーワードを入力すれば、関連するWebページや写真、動画を一覧表示してくれるのはもう当たり前。次に向かうのは人工知能(AI)を活用した、文脈による書籍検索のようだ。
・10万冊の中から案内
Googleが現在実験しているのが「Talk to Books」。これはGoogle booksの10万冊を、キーワードではなく文章で検索できるというもの。
たとえば、「What is fun about computer programing?(コンピュータープログラミングの楽しさとは)」と書いて検索をかけると、そうした内容を含む本を探し出してくれるのだ。
コンピューターについてでも、プログラミングについてでもなく、コンピュータープログラミングがいかに楽しいか、どんなことが楽しいかが書かれた本を、あっという間に案内してもらえる。
・書籍を網羅した“賢い店員”
この検索の肝となるのがAIで、入力された文章を理解する。ユーザーがどんな内容の本を求めているのかを文脈の中で正確にとらえることができるのだ。
なので、書店で店員に「こんな感じの本を探しているんですけど」と尋ねるような感覚で利用できる。実際のところ、人が10万冊の内容を把握するのは難しく、この検索機能は店員以上の働きをすることになる。
Googleは、この文章検索を利用できるページを公開しているので、興味がある人は試してみてはどうだろう。ただし、サイトは英語のみの対応となっている。
Talk to Books