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Tech 最大200kWで電気バスを無線充電するシステム、ワシントン州で運用始まる

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最大200kWで電気バスを無線充電するシステム、ワシントン州で運用始まる

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自動車だけでなく、バスでも電気化が進んでいる。車にしろバスにしろ、フル充電でどれくらい走れるかの航続距離が注目されがちだが、同じくらい大事なのが充電システムだ。

充電のために長時間走れないようでは困る。そこで米国ペンシルベニア州拠点のMomentum Dynamicsが開発したのが、わずかな時間を活用してワイヤレスで電気バスを充電するシステム。最大200kW、しかも地面に埋め込めるタイプなので、停車中のちょっとした時間に迅速に充電できる。

・隙間時間に充電


200 kWでバスを無線充電するシステムの運用は、今回が北米初となるのだという。

このシステムのメリットは、運転手交代や時間調整のときなどを活用して充電できること。つまり、運行に支障をきたさない。

システムが導入されたワシントン州ウェナチーの場合、ルートを走行し終わったバスが次のルートに出発するまでの5分間で、次回の走行に十分な電気を補充する。

・プラグの差し込み不要


このシステムでは、充電スポットにバスを停めると自動で充電が始まる。プラグをコンセントにつなぐ手間はなく、ドライバーは降りる必要もない。

バスを運行する公共運輸当局Link Transitは「今後は中・長距離のバスでもワイヤレス充電を活用していきたい」としている。

一般に、電気自動車や電気バスはガソリン・ディーゼル車より価格は高いが、メンテナンスをさほど必要しない。また、ガソリン代より電気代の方が安いので、長い目でみるとコストを抑制できる。

そこへ、充電の手間いらずというメリットも加われば、バス会社にとって買い替え時に電気バス導入を検討しない手はなさそうだ。

Momentum Dynamics

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