Ventureは従来のシートより軽量で、構成するパーツを少なくしているのが特徴。なおかつ18.5インチのモニターが据えられるなど居住性と快適性も向上している。
・8機に搭載、来年登場
Jamco は昨年Ventureを発表し、採用するのはKLMが初めてとなる。ドリームライナー8機に搭載し、初号機は2019年にお目見えする見込みだ。
Ventureのシートは全席が通路に面している。フルフラット仕様で、各座席に18.5インチのモニターを設置するなど快適な空間を演出し、またホテル客室のような「Do not disturb(サービス不要)」ボタンもアームレストに設置される。
・軽量化で燃費向上も
運用する側にとっては、乗客への快適なシートの提供はもちろん、既存のシートに比べ軽量化されていること、一体成型により使用する部品が45%少なくなっていることもメリットだ。これにより、燃費や整備性の向上が図れる。
また、シートを斜めに配置するヘリンボーン配列により、限られたスペースを効率的に活用できるのも大きい。
日本の技術とデザインによるこの最新ビジネスクラスシート、他航空会社でも採用されることを期待したい。
KLMオランダ航空
Jamco