2018年夏には、ミシガン州を含む米国6州の「Meijer」の全235店舗で、この新しいサービスが利用できるようになる。
・商品バーコードを読み取りながら買い物し、スマホをセルフレジにかざして決済
「Shop & Scan」は、利用客が陳列棚などから商品を選ぶごとに、パッケージに印刷されているバーコードを専用スマホアプリで読み取っていき、買い物が完了したら、スマートフォンの画面をセルフレジでスキャンして決済するという、簡単かつシンプルな仕組み。
2017年11月から、ミシガン州の数店舗に限定して「Shop & Scan」の試験運用を開始したところ、すでに1万2000人以上が利用したという。
・ウォルマートなど、米国の大手スーパーでレジレスが広がる
同様のレジレスサービスとしては、世界最大級のスーパーマーケットチェーン「Walmart(ウォルマート)」の「Scan & Go」が、2018年1月から対象店舗をさらに100店舗拡大させて展開中。
また、米国の大手スーパーマーケット「Kroger(クローガー)」でも、「Scan, Bag, Go」というレジレスサービスを2018年内に400店舗で導入する方針だ。
近年、スーパーマーケット業界では、インターネットで商品を注文し、自宅などに届けてもらう配送サービスや、インターネットで注文した商品を店頭で受け取るピックアップ型サービスなど、利用者の多様なニーズに応えるサービスが広がっている。
とりわけ、レジレスサービスは、実際に商品を手にとって選びたいが、レジ待ち行列などは避けたいといった利用者のニーズを満たすものとして、ますます普及していきそうだ。(文 松岡由希子)
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