登録している取引所でのすべての取引履歴を把握して計算するのは、相当骨の折れる作業であることは容易に想像でき、その労力を考えるとげんなりしてしまうことだろう。
おそらくほとんどの人は税金計算サービスの活用を考えていると思うが、データを用意するうえで役立ちそうなサービス「BearTax」をご紹介したいと思う。
・BinanceやPoloniexなど海外の主要取引所に対応
仮想通貨の税金計算サービスには、「freee for 仮想通貨」や「Coin Tool」などがあるが、国内の取引所しか対応していなかったり、利用料が高かったりと、まだまだ選択の余地ありといったところだ。
海外の取引所を利用している人であれば、「BearTax」というサービスが便利そうだ。BinanceやPoloniexなど主要な取引所に対応しているほか、今後も対応取引所が追加される予定となっている。
利用料金に関しては、取引の量によって設けられているようで、20回の取引までは年間0.99ドル(約110円)、200回の取引までは年間29.90ドル(約3200円)とリーズナブルだ。
・APIを利用して取引履歴を取得
特徴的なのは利用方法の簡易さで、APIが用意されている取引所に関しては、手順に沿ってAPIの認証をおこなうだけで、損益計算書が作成でき、PDF形式でダウンロードできる。APIが用意されていない取引所もあるが、こういったケースでは取引履歴のCSVファイルを各取引所から取得して、これをアップロードする必要がある。
仮想通貨の税金計算に関して現時点では、国内の取引所のものに関しては、国内サービスを、海外のものに関してはこれに対応したサービスを…といったかたちになるかと思うが、今後もこうした仮想通貨の税金計算サービスやツールが出てくると考えられ、今のうちからさまざまな選択肢をチェックしておきたい。
BearTax