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走行しながらEV充電できる!世界初の電気道路がスウェーデンで開通

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スウェーデンの共同事業体「eRoadArlanda(イー・ロード・アーランダ)」は、首都ストックホルムの近郊において、2018年4月、電気自動車(EV)が走行中にバッテリーを充電できる“電気道路”を世界で初めて開通させた。

・EVが走行しながら充電できる「電気道路」


「eRoadArlanda」が2014年から開発をすすめてきた“電気道路”は、送電網と接続したレールが敷設されているのが特徴だ。

電気自動車(EV)に装着した可動式アームがこのレールと接触することによって、エネルギーが移動し、車両のバッテリーを充電する仕組み。

レールは、車両が走行している間だけ作動し、車両が止まると、電流も自動的に停止する。

また、レールから車両に供給した電力量を算出するシステムも備わっており、このデータをもとに、車両ごとの電気料金を請求する流れとなっている。

とりわけ、この“電気道路”は、既存の道路インフラにも短時間かつ低コストで導入でき、普通自動車からバスやトラックなどの大型車まで、様々な車両に活用できるのが利点だ。

・ストックホルム近郊の2キロメートル区間で試験運用を開始


今回、この“電気道路”が導入されたのは、一般道893号線に沿った、ストックホルム・アーランダ空港の貨物ターミナルからロゼルズベルグの物流エリアまでの約2キロメートルの区間。

「eRoadArlanda」では、今後、2年間にわたって、スウェーデンとデンマークの統合郵便事業会社「PostNord」の貨物運送を担う電気トラックを往来させ、様々な天候や交通状況のもとで、この“電気道路”を試験運用していく方針だという。(文 松岡由希子)

eRoadArlanda

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