都市部での輸送や、ごみ収集などに最適としていて、欧州で来年にも本格生産に乗り出す。
・まず特定顧客に
Volvoは先月、通常タイプの16トントラックを発表したが、今回のFL Electricはその電気版となる。都市部での使用を想定し、可能なかぎり騒音を抑えているのが特徴だ。
初めの数台は特定顧客に提供するとしていた通り、スウェーデン・ヨーテボリの運送会社TGMとごみ収集サービスRENOVAが当面1台ずつ使用する。
・DC高速充電で2時間
FL Electricのバッテリーは容量3タイプが用意されていて、航続距離は最長300キロメートル。常時130kW出力可能なモーターを搭載している。
バッテリーの充電は、高速充電DCシステムを使うと、2時間で完了。通常のACプラグでも充電可能で、ただしこちらだと10時間かかる。
クリーンエネルギーで動き、環境と懐に優しく、加えて騒音も少ないとなれば、企業にとってトラック買い替えや新車導入時には強力な選択肢となりそう。
米国においてはTeslaやUberなどがEVトラックを開発中で、これから世界中で加速度的にディーゼル・ガソリンから電気への変換が進みそうだ。
Volvo Trucks