オーストラリアの企業が開発した「Cling nanoMAT(以下nanoMAT)」なら、あらゆる場所にタブレットをくっつけることができる。
・タブレットから包丁まで
nanoMATは吸着マットだ。これを壁に貼り、その上にタブレットを置く。するとテープで貼ったかのようにピタリと固定する。
nanoMATはテープではないのだから、もちろん脱着も簡単だ。繰り返し使用することができる、ダメージフリーの製品である。
設置するものはタブレットでなくても構わない。スマートフォン等のモバイル機器、ワイヤレススピーカー、家の鍵、カミソリ、包丁でもいい。棚に収納スペースがなければ、壁に貼ってしまえばいいのだ。
ホコリなどがnanoMATに付着したら、水洗いをする。こうすることで吸着力が復活するのだが、開発元は1000回以上の水洗いに耐えられると公言している。
・陶器の転倒防止にも
最大耐荷重量は3kg。それ以上の重さのタブレットは滅多にないだろうし、先述のようにあらゆるものに応用が利く。
縦置きだけでなく、もちろん横置きの場合にも重宝する。たとえば、陶器。数百万円もするような伊万里や天目茶碗を置く場合、nanoMATを下敷きにする。そうした使い方もできるのだ。
nanoMATはクラウドファンディング「Kickstarter」で10オーストラリアドル(約830円)からの出資枠を設けている。ただし、最も安い枠は応募者多数のためすでに締め切られているようだ。
Kickstarter