計2本のトラックの設置を予定し、1本目の総延長は320メートル。現在スペインで建設中の車両(28〜40人乗り)が今夏にも試験施設に届く見込みで、年内に走行試験を行う。
・直径4メートル
すでにチューブは現場に到着済みで、間もなくトラック建設に着手する。今回の実験に使うチューブは直径4メートルと、実際に客を乗せる車両や貨物コンテナが通るサイズだ。
1本目のトラックは320メートルで、地上に設ける。そして2本目は長さ1キロで、鉄塔を使い地面から5.8メートルのところに設置する。
・リアルデータを収集
ハイパーループをめぐっては、HTT以外にヴァージン・ハイパーループ・ワンが開発を進めている。こちらは、すでに米国ネバダ州でテスト走行を実施済みだ。
ただ、ヴァージンの方のチューブの直径は3.3メートルと一回り小さく、トラックの長さも500メートル。HTTの方が、より現実に近いデータを収集できそうだ。
両社ともにルートの選定なども進めているが、実物大での試験を行うことでハイパーループの“足音”が今後さらに大きくなりそうだ。
HTT Press Release