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Tech 【interview】「英語はできなくても海外起業はチャンスが多いと感じた!」 0円で留学できるビジネスモデルを作ったAHGS早川社長インタビュー

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【interview】「英語はできなくても海外起業はチャンスが多いと感じた!」 0円で留学できるビジネスモデルを作ったAHGS早川社長インタビュー

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日本での起業は以前に比べて増えており、ハードルは低くなっている。しかしながら日本人の海外での起業はあまり多くはない。英語が全くできない状態で、セブ島で英会話とコールセンターの事業を掛け合わせた「AHGS」という会社を立ち上げたのが早川諒社長だ。Techable編集部はセブ島で早川社長に対面インタビューを慣行!詳しくビジネスモデルについて聞いてきた。

0円留学という新しいビジネスモデル

・ビジネスモデルを教えてください
セブ島で「英語のレッスン受講」×「コールセンターで仕事」を組み合わせた留学学校を運営しています。
留学生の方が、現地で学校に通い英語の勉強をしながら、同じく現地の日本向けコールセンターで働くことで、無料で英語レッスンを受けセブに滞在して頂く事ができます。

最近でこそ費用が安い留学プランも世界的に増えていますが、もっともっと裾野を広げ、チャンスを広げて頂くためにも、学費・宿泊費0円という形で留学にお越し頂ける事を最大の特徴としています。

学校の生徒の皆さんはセブに来てから、それをきっかけに何かに挑戦するという人が多く、海外へ飛び出す為の出発点として、当校で英語を学んでから旅に出る人も多くいますね。英語のレッスンを受けるだけでなく、英語の勉強をしながらダイエットをする「ダイエット留学プラン」、ITプログラミングを学ぶ「グローバルIT留学プラン」などもあるので、自分を変え、成長し、挑戦するために来る若者が多いです。

・事業を始めたきっかけはありますか?
20代の頃から「いつか何か大きな使命感の持てる事業を起こしたい」という想いだけは強くあり、チャレンジしたいという気持ちはありましたが、具体的な「やりたいこと」というのは全くなかったんです。そこで、アイデアは無いながらも、30歳で勝負しようという事だけ決めて、29歳に海外を何ヶ国か周ったんですよ。

海外に実際に飛び出してみて思ったのですが、東京で起業するよりも海外で起業した方がリスクが少なくチャンスが多いと感じたんです。まず物価が安いですし、日本で育った人は、どういう事業が過去の日本で成功して、発展途上国にはまだ存在しないかを知っているという強みもあります。これは大きなアドバンテージだと思うんですよね。競合が多くマーケットが成熟している日本で戦うよりも、創業した2014年当時も今も発展途上国の方が可能性を感じます。そこで僕自身、日本にいてどれだけ考えても見えてこなかった「やりたいこと」が、海外に出るという行動を起こす事で、初めて具体的で明確に見えてきたのです。

英語はできなくても海外で起業はできる!

・なぜ英語がほぼできない状態で海外起業したのでしょうか?
確かに英語ができない状態で海外で起業をするのはハードルが高いと感じるかもしれませんし、実際に僕も周囲のほぼ総ての人から無謀だと止められましたが、今は英語力が無くても海外事業はできると断言できます。海外起業となると、英語力や海外経験がないことに気後れしがちですが、日本国内の会社のケースを見ても、社長になる人は、例えば営業は強くても経理関係には弱い、デザインはできても新規企画が苦手、などの人も当然にいます。社長だからと言って会社運営における必要な能力が総て設立時から備わっている訳ではなく、誰もが長所と短所を持ちながら起業をしているんです。

英語ができないのであれば、できるようになるのを待つのでも、できないから諦めるのでもなく、まずは現時点での自分の強みを活かして起業して、海外に暮らしながら英語も学び継続的に成長させ続けて行けば良いし、海外で日本人向けのサービス展開をするというのも一つの手ですね。あと、僕の場合は、海外経験豊富で英語ペラペラな人材が昔の会社の部下にいたので、会社設立の際に、その人材をひたすら口説き落として一緒にセブに来てもらい、通訳などをしてもらいました。
・学校を卒業して起業する人も多いと聞きます。成功する人としない人の特徴を教えてください
成功する人は目的が明確です。「ただ何となく」来ている人と全くモチベーションが違いますね。当校ではコールセンターの仕事と英語の勉強をどちらも行って頂くのですが、どちらも共通して目的意識を持っている人は成長が早いです。どちらかだけ秀でる人は殆どいません。勉強と仕事、どちらかで努力して成果を出す人は、もうどちらかでも例外なく結果を叩き出す傾向にあります。

セブ島に行ってから新しい人脈や知人が増えて、そこから起業をした人も多いです。留学に来て英語力が伸びるとはいっても、ただ英語だけで勝負するのであれば、フィリピン人や欧米人に勝てる訳がないので、最低限の英語力をしっかり身につけた上で、並行して他のスキルを磨いて行く事で、自分自身のオリジナリティある強みを研ぎ澄まし、それを活かしてやりたいことを考えていくのも良いと思います。
テッカブルでは早川社長のインタビューを明日も掲載。フィリピンでの大変だった出来事や、今後の展開に迫ります。
(執筆:テッペートダ
セブ島0円留学

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