クラウドファンディング「Makuake」に出展された、「TwoBow」という製品である。
この製品ひとつで37言語に対応できるという、現代テクノロジーを象徴するかのような代物だ。
・余計な言葉を省き、的確な翻訳
TwoBowはイヤホンだから、本体は当然ふたつある。
左側のイヤホンを自分に、右側のそれを相手に渡す。TwoBowは専用アプリと連動し、スマホでそれを立ち上げる。
あとは普通に会話すればいい。しゃべるときは口にスマホを近づけて……というわけではない。マイクはTwoBow本体に内蔵されているため、Bluetoothの距離が届く範囲内ならば動き回っても会話できる。
翻訳の際にはMicrosoft Translatorを使用する。このAI技術が優れているのは、「あー、そういえばこの前……」の「あー」や「えーっと」などを淘汰してくれるという点だ。意味のある言葉だけを抽出する。
そしてTwoBowは、先述の通り37ヶ国語対応。同じ英語でもクイーンズイングリッシュやオージーイングリッシュなどの方言があるが、それも区別できる。フランス語も本土で使用される言葉と、カナダのケベック・フレンチの2種類に対応する。
最大100人の多人数・多言語グループ対話も可能だ。
・合計10時間の連続使用
アプリを見れば、翻訳の文字起こしも確認することができる。
TwoBowの連続使用時間は2時間だが、ケース兼用充電器で4回分のチャージが可能。単純に考えれば、満充電から10時間の使用ができるということだ。
TwoBowはMakuakeのページで、1万7360円からの出資を受け付けている。ただし、最安の枠はすでに締め切られているようだ。
Makuake